誤った食生活を送っていると、知らず知らずのうちに脳に毒を溜め込んでしまうと科学的には言われています。
そして、脳に毒を溜め込んでしまうと、脳が本来の力を発揮しづらくなってしまうというのです。
仕事や勉強などに励もうとはするものの、「なんだか集中力がもたない」「考えるのがしんどくて億劫だ」というのであれば、それは脳に毒が溜まっていることが原因なのかもしれません。
そこで今回は、科学的根拠に基づいた脳に毒を入れないための食事方法や、脳の毒を出す習慣などについて紹介していきたいと思いますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい!
目次
脳に毒を入れない食事方法は?
脳に毒を入れない具体的な食事方法は、下記の3点です。
- 糖質を多く含む食べ物を控える
- 「悪い油」の摂取を控えて「良い油」を積極的に摂る
- グルテンを多く含む食べ物を控える
糖質を多く含む食べ物を控える
脳に毒を入れない具体的な食事方法としてまず挙げられるのが、糖質制限を行うということです。
糖質制限が有効な理由は、タンパク質と糖質が結合して作られる老化たんぱく(AGE)の生成が抑えられるからです。
そして、1日に摂っても良い糖質の量は15g(砂糖大匙2杯弱程度)だとされています。1日にそれ以上摂取すると、身体が処理できません。
糖質を多く含む食べ物としては、お菓子をはじめ白米やパン・麺類などがあります。
そのため、米は白米ではなく玄米に変えて、摂取量も1日50g程度に抑えておくのが理想的だと言われています。
「悪い油」の摂取を控えて「良い油」を積極的に摂る
また、米以外で注意しなければならないのが油です。
脳に毒を入れないためには、「悪い油」の摂取を控えて、「良い油」を積極的に摂るのが勧められています。
- 良い油:エクストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイルなど
- 悪い油:マーガリンやショートニングなど
エクストラバージンオリーブオイル、アマニ油、えごま油、ココナッツオイル、MCTオイルは、毒を作らず脳や体の炎症を防ぐものとして挙げられれます。
これら油を加熱せずに一日スプーン1杯摂取するのが良いとされています。
逆に悪い油として知っておくべきなのが、「トランス脂肪酸」「ω6」といった成分を含む油です。
トランス脂肪酸やω6を多く含むものとしては、大豆油やコーン油といったものになります。
なお菓子パンやお菓子などにはマーガリンやショートニング、外食すると大豆油やコーン油といった油が多く使われていたりします。
グルテンを多く含む食べ物を控える
更に、グルテンを多く含むものは、腸の炎症を起こすと言われていて、これまた良くありません。
脳の毒を出すには腸内環境を整えることが重要なため、腸に不具合をもたらすグルテンを多く含む食べ物は望ましくないというわけなんですね。
脳の毒を出す食事
溜め込んだ毒は食事によって出すことも可能だとされています。
毒出し効果のある具体的な食べ物としては、主に以下のものがあります。
- ブロッコリー
- カリフラワー
- キャベツ
- ケール
- かぶ
- ラディッシュ
- ルッコラ
- チンゲン菜
- アボカド
- ビーツ
- にんにく
- しょうが
- グレープフルーツ
- レモン
- 海藻
- 玉ねぎ
- ブラジルナッツ
- パプリカ
- エクストラバージンオリーブオイル
具体的な量については、個人差があるためはっきりとは言えないようですが、目安としてはそれなりにお腹が満たせればOKとのこと。
こうした食べ物を何かしら毎日食べることが重要だと言われています。
脳の毒を出すには腸内環境を整えることも重要
上でも少し触れていますが、脳の毒を出すには腸内環境を整えることも重要だと言われています。
というのも、毒素を排出するには、排泄が効果的だからです。
そして排泄の中でも最も毒だし効果のあるのが排便だと言われています。
つまり腸を整えて便通を良くすることにより、脳の毒素を効率良く排出できるというわけです。
逆に腸内環境が悪く便秘をしてしまう場合は、腸の中で滞った便の毒素が再び放出され、これが再び体内に吸収されてしまうという悪循環に陥ります。
腸を整える方法は運動など様々な方法がありますが、下記のような腸を整える効果のある食べ物を普段から摂取しておくのも有効です。
- ごぼう
- 菊芋
- キノコ類
- モロヘイヤ
- 納豆
- 玄米
- こんにゃく
- ほうれん草
- 枝豆
- ごま
- 春菊
- キウイ
脳の毒を出す習慣
脳の毒を出すには、普段の食生活に気を配ることの他にも、習慣によってそれが可能になると言われています。
脳の毒を出す具体的な習慣は以下の通りです。
- 睡眠
- 断食を行う
- 便秘・水分不足・運動不足を解消する
- 汗をかく
睡眠
睡眠はまず最初に心掛けておきたい調重要事項だとされています。
睡眠を行うことで脳細胞の自食作用という働きが活発になります。これにより、脳の損傷した部分や構造に異常が出た部分を脳細胞が自ら食して再生させることが可能に。
断食を行う
空腹を16時間以上を保つことでも、上のような脳の自食作用というものが働きます。
そのためそうした時間断食を行うことでも、脳の毒を洗い流して排出することができます。
便秘・水分不足・運動不足を解消する
上でも少し触れましたが、毒を出すには排泄をスピーディーに行うのも効果的です。
排泄にも「排便」「排尿」といったものがありますが、このうち便は70%、尿は20%といった比率で排出されます。
つまり毒だしには排泄、特に排便が重要となるので、便秘・水分不足・運動不足を解消するのが大事だと言われています。
また、排尿を促すためにも、水分はなるべくこまめに摂取し、1日に7~8回排尿するのが理想的だとされています。
汗をかく
汗をかくのも脳の毒を出すのに有効的です。
汗をかくためには、一般的には運動を行うのが良しとされています。
しかし、それ以上に効率的に発汗したいのであれば、低温サウナや赤外線サウナに入るのが理想的だとされていますね。
おわりに
以上、脳の毒を出す食事方法について紹介していきました。
ちなみに筆者の場合は、とりあえず甘いものを2/3程度に減らしたところ、確かに以前よりも少し良くなったと感じました。
上の本であれば、ここで紹介したこと以外の脳の毒を出す方法について詳しく書かれているので、興味のある方は一読してみると良いかもしれません。
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