将棋の定跡を学ぶ際に定跡ソフトを使えば、わざわざ実物の将棋盤や駒を使わなくても簡単に再現できたりするのが便利です。
今回はそんな将棋の定跡を学ぶうえで大変役立つ無料で使えるフリーソフトについてご紹介していきたいと思います。
目次
そもそも定跡の市販の有料ソフトと無料で使えるフリーソフトとの違いは?
有料ソフトと無料で使えるフリーソフトとの違いは、端的に言うと有料ソフトの方がお金がかかる分機能的に充実しており、簡単に棋力アップできるということです。
ちなみに有料の定跡ソフトの大定番とされている「マイナビ 激指 定跡道場4 」の機能は下記のものがります。
- 通常対局 棋力は14級からPro+まで。開始局面、時間設定なども自在に設定可能
- 定跡講座 所司和晴七段による全戦型の最新講座
- 定跡道場 500の定跡局面から激指と対局
- 定跡次の一手 合計3,000問。定跡のポイントとなる一手を出題
- 渡辺明実戦編 渡辺明竜王の実戦で現れた局面を解説
- 検討モード 激指の形勢判断、読み筋を表示
- 盤面/棋譜編集 編集した局面からの対局や詰みチェック
- 100段階チャレンジ レベルが100段階に分かれた激指と対局
このように定跡を学ぶことはもちろん、機能が豊富であることから棋力を効率的に向上させることができるようになっています。
ただ定跡ソフトの大定番であるこのマイナビ 激指 定跡道場4ですが、値段が1万円近くもします。
無料で使えるおすすめ将棋の定跡フリーソフト
無料で使える定跡ソフトでであれば、「elmo」か「Bonanza」辺りが定番だったりしますが、中でもBonanzaに関しては機能が多くて使いやすく、「elmo」よりも弱いので初心者向けでおすすめです。
ただBonanza(マイボナ定跡ファイル)ですが、インストールが少しややこしいです。
Bonanza(マイボナ定跡ファイル)の導入・インストール方法について
まずはBonanzaの公式サイト(http://www.geocities.jp/bonanza_shogi/)にアクセスします。
そしてそこからBonanzaの最新版をダウンロードしていきましょう。2018年12月現在では「料金「Bonanza 6.0」となっています。
ダウンロード後はWINDOWS10ならばエクスプローラーの上部にあるメニューの「展開」>「すべて展開」で解凍します。
次にマイボナ公式サイト(http://www.geocities.jp/shogi_depot/)にアクセスし、ページの少し下の方にある「Bonanza用GUI マイボナ」の中の「マイボナ」と「棋譜データベース」をそれぞれダウンロードして解凍します。
更に解凍したbonanza_v6.0の中にある「winbin」フォルダの中に、解凍したマイボナ実行ファイル「MyBona.exe」と、棋譜データベースフォルダの中にある2つのファイル「2chikifu.bin」「2chikifu.hdr」を入れます。
後はマイボナ実行ファイル「MyBona.exe」をダブルクリックすれば、マイボナのインストールは完了です。
画面上部にある「定跡」をクリックすることで、定跡を確認することができます。
まとめ
というわけで今回は将棋の定跡を無料で勉強・学習できるフリーソフトや、その導入・インストール手順(bonanza・マイボナ)についてご紹介していきました。
定跡を学びたいけれども有料ソフトである「マイナビ 激指 定跡道場4」は高すぎて手が出せないというのであれば、まず無料で使えるソフトで気軽に定跡を学んでいくと良いのではないでしょうか?
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