WINDOES10でHDDからSSDにOSのクリーンインストールで移行させる方法について書いていきたいと思います。
OSのクリーンインストールの場合は、ネットで調べると具体的な方法が紹介されているので簡単にできるのかと思ったのですが、実際にやってみるとそうではなく、多少つまずいた点があったのでここでその詳細についてまとめることにしました。
目次
用意するもの
- SSD
- SSDとパソコンをつなげるケーブル(SATAケーブルなど)
- 国産の高品質なDVDまたは4GB以上のUSBメモリ
SSD
SSDは様々な容量のものがありますが、必要に応じて最適だと思われるものを選ぶと良いでしょう。
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ/120GB/SSD PLUS/SATA3.0/3年保証/SDSSDA-120G-J27
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ/480GB/SSD PLUS/SATA3.0/3年保証/SDSSDA-480G-J26
ちなみに私は120GBで十分だろうと思っていたのですが、気が付けばかなり早い段階でもう容量いっぱいになっており、もう少しお金をだして240GB以上のSSDにしておけば良かったと後悔しています。
SSDとパソコンをつなげるケーブル(SATAケーブルなど)
ケーブルはSSDのサイズから、それに合った適切なものを選ぶようにしておきたいところです。
Cable Matters(3本セット)シリアルATA3ケーブル ストレート型 6.0 Gbps対応 Sata3 ケーブル – 18インチ
国産の高品質なDVDまたは4GB以上のUSBメモリ
※OSのインストールディスクがある場合これらは不要です。
東芝 TOSHIBA 16GB USBフラッシュメモリ Windows/Mac対応 【2年保証】(16GB-1個, ホワイト) [並行輸入品]
大まかな手順
- 必要となるデータをUSBメモリや外付けHDDに移してバックアップを取る
- OSのインストールディスクを光学ドライブに入れるか、なければWINDOWS10のインストールメディアを作成しそれをDVDやUSBメモリに保存する。
- BIOSで起動順位をSSDが一番最初に起動するように設定する。
- パソコンをシャットダウンさせてHDDからSSDに取り換える
- 起動して光学ドライブやインストールメディアが保存されたUSBなどをパソコンにつなげる
後は勝手にWINDOWS10がインストールされるので、その後初期設定などをした後、バックアップを取っていたデータを移し替えていけばHDDからSSDへの移行作業を完了させることができます。
必要なデータのバックアップ
まず必要となるデータのバックアップを取ります。
USBメモリや外付けHDD・SDDなどに移行させるなどして行うと良いです。
このとき有料ソフトならばプロダクトキーや、各サイトのパスワードなどをチェックしておき、必要ならば控えておいたりすると後々楽です。
メディアインストールの作成
※インストールディスクがあればメディアインストールを作成する必要性はありません。
まずDVDかUSBメモリを用意します。
次にインストールメディアを作成し、この作成したものをDVDかUSBのどちらかに保存していきます。
DVDは国産メーカの高品質なDVDが良く、USBメモリの場合はデータが空で4GB以上あるものでなければなりません。
インストールメディアの作成手順
まずはWINDOWS10のインストールメディア作成ツールをダウンロードします。
- 「適用される通知とライセンス条項」で「同意する」をクリック
- 「実行する操作を選んでください」で「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択して「次へ」をクリック
- 「言語、アーキテクチャー、エディションの選択」で「このPCにおすすめのオプション使う」をチェックに入れて「次へ」をクリック
- 「使用するメディアを選んでください」でUSBならばUSBフラッシュドライブ、DVDならばISOファイルにチェックを入れて「次へ」をクリック。
これでUSBメモリかDVDにインストールメディアが作成されました。
BIOSの起動順位の設定
SSDを一番初めに起動するように設定します。
この時の起動順位の設定は、各パソコンメーカーで微妙に違っており、BIOS起動キーも変わってきます。
以下主要パソコンメーカーのBIOS起動キーになります。
メーカー | BIOS起動キー |
---|---|
ソニー | メーカーロゴ時に、F2キー数回押し |
東芝ノートPC | 電源投入後、キーボードのカーソルキーなどを連打orF12 |
Fujitsu | 電源投入後、F12キー |
DELL | F12キー |
HP ヒューレット・パッカード | 電源投入後、F9キー |
Panasonic レッツノート | 電源投入後、F2キー |
NEC | 電源投入後、F2キー |
ACER | 電源投入後、F12キー |
レノボ | 電源投入後、F1キー |
自作パソコン・BTOパソコン | メーカーロゴ時に、F8キーやF12など |
SSDを一番初めに起動するように設定する手順は、BIOS画面の「Boot」メニューから「Boot Option #1」を選択して、「Windows Boot Manager」を選択します。
「Windows Boot Manager」がBoot Option #1 に設定されていることを確認すればOKです。
BIOS画面で「Boot」メニューがない場合は、「Startup」メニューから「Primary Boot Sequence」を選択して、「Windows Boot Manager」を選択して一番上に持ってくると良いでしょう。
HDD(ハードディスク)からSSDへの取り換え作業
パソコンをシャットダウンした後、パソコン内に取り付けられているHDDをSSDに取り換えます。ケーブルを抜き差しするだけなので簡単です。
パソコン起動&クリーンインストール
BIOSで起動順位を設定してDVDやUSBメモリを差し込むとWINDOWS10のインストールが自動で始まります。
その後バックアップを取っていたデータをパソコンにインストールしていけば、HDDからSSDへの移行作業は完了です。
まとめ
パソコンのハードディスクなどのストレージ間のデータを移行させる場合は、ここで紹介したクリーンインストールの他にも、ソフトを使って簡単に行う方法があります。
このソフトを使うやり方は短時間でできるので楽ですが、失敗する例も少なからずあります。
そのときにエラーなどの問題をすんなり解消させれば理想的なのですが、エラーが出ることも多くこのSSD換装などのクローンによるエラーは、あまりパソコンに詳しくない方が解決するとなるとかなり厳しいです。
一応対処法が記載されているサイトはあったりするのですが、実際にやってみるとまたそこで不具合が発生したりして全然順調にはいかず、その工程自体も難しかったりします。
そうこうしているうちにクローン換装作業だけで一週間とか経ってしまうのはザラなので、知識がないのであればクローンでHDD・SSD換装するのはあまり良い方法ではないのかもしれません。
しかもクローンの場合は運良くエラーもなく換装できたとしても、裏で不具合があってそれが問題になったりするようです。
なのでパソコンのことについてあまり詳しい知識がなくデータ移行作業自体が初めてだという場合は、このクリーンインストールの方法をとる方が安全で無難だと思います。
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