リーマン・ショックの原因と日本への影響について

ニュースなどでも良く耳にする「リーマン・ショック」についての概要やそれが起きた原因・それがもたらした日本への影響について分かりやすく説明していきたいと思います。

目次

リーマンショックとは?

リーマンショックというのはアメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻した事により、世界的に金融不安が広まり各国で深刻な不況に陥ったという出来事です。

リーマンショックが起きた原因

リーマンショックが起きた原因としては、アメリカの大手投資銀行である「リーマン・ブラザーズ」が破綻した事によるものですが、このリーマン・ブラザーズが経営破綻した理由は「サブプライムローン」をめぐる問題によるものです。

サブプライムローンというのは、信用のある相手に貸付するような「プライムローン」とは逆で、お金を返してくれるかどうか分からない信用度の低い相手に対して高い金利でお金を貸すような住宅ローンです。

アメリカでは2002年あたりから住宅の値段がどんどん上がるという住宅ブームが起こり、このサブプライムローンを利用する人が急増しました。

サブプライムローンで高金利で住宅を買ったとしても、しばらくすれば買った時よりも高く売れますし、貸す側にしても基本的に金利で儲かる他返済してもらえなくなったとしても担保となる土地や建物を売れば、勝手に土地の値段が上がる事から必然的に儲ける事が出来ます。

このようにしてアメリカでは住宅バブルが起きた訳ですが、2007年辺りにこのバブルもやがて終わりを迎えることになります。

土地や建物の値段は下がり、サブプライムローンの債権の価値が暴落しました。

これによりサブプライムローンを扱うリーマン・ブラザーズの社債や株価が急落し、2008年の9月に経営破綻することになったのです。

リーマンブラザーズという大手の金融機関が潰れる事により金融不安が世界的にも広まりました。

リーマンショックがもたらした日本への影響

リーマンショックによりアメリカ中の金融機関が疑心暗鬼になってお金を貸してくれなくなりました。

これにより自動車ローンを組むことが出来ず、車も買う事が出来なくなったのです。

そうなると車も売れず、アメリカのトップ自動車メーカーは倒産し、アメリカで販売していたトヨタやホンダの自動車も売れなくなり、輸出産業がダメになった事で日本の経済も悪化していきました。

こうした経済の悪化から、日本においては派遣切りや就職難といった深刻な問題が起こっていく事になったのです。

 

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